会社を設立する方法には、「発起設立」と「募集設立」という2つの方法がありますが、中小企業の大半は発起設立を選択します。ですので、以下は発起設立の方法で説明します。
発起人の数に制限はないので、1人でも大丈夫です。
会社の資本金を仮に100万円とした場合、あなた1人で100万円出せば、発起人はあなた1人になります。
お金を出しあったほうが金銭的な負担は減りますが、会社は発起人全員で作っていくことになるので、発起人の数が多ければ多いほど手続きに時間がかかります。
また、発起人は会社設立後に株主となり、定款の変更など会社の重要事項を決めることができる立場にいるので、人数が多ければ多いほど意見が割れてまとまらないこともあります。
近年は、発起人1人・役員1人とする、いわゆる1人会社が増えていますが、会社設立の準備や設立後の運営をスムーズに進めることができるのが1番の理由です。
何人かでお金を出し合うにしても、設立準備の効率を考えると、発起人の数は、2、3名までにしておきましょう。